「割り箸」にもマナーがある!

「割り箸」は、外食で使われるお箸です。使い方は一般的なお箸と同様ですが、やはり使い方には一定のマナーがあります。 2017年08月05日作成

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「割り箸」は、横に寝かせて割る。

「割り箸」は、箸袋に入れられて出されるか、箸置きに置かれて出されます。いずれも箸先が、テーブルや食膳などに直接触れないようにする配慮です。「割り箸」を割るときに、顔の前に立てて、左右に引っ張って割る人がいますが、これはNGです。子供っぽく見えますし、間違って一方の箸が飛んでしまうなど、粗相につながることもあります。「割り箸」は、少し上に持ち上げて、横に寝かせたまま上下に引いて割るのがマナーです。力任せに引っ張るのではなく、落ち着いてじっくり引いて割ります。

「削ぎ箸」はしない。

材質や加工によって、「割り箸」の中には、割った後の断面がささくれ立つことがあります。多くは食べるときに支障が出るようなことはありませんが、神経質な人は、お箸をこすり合わせてささくれを取り去ろうとします。これは見た目も美しくありませんし、もてなす側の不行き届きを婉曲に非難しているようにも見えるので、やめておきたいものです。本当に断面がささくれだって食べるのに支障をきたすようであれば、交換してもらうほうが良いでしょう。安価な「割り箸」の場合、切れ目できれいに割れずに、斜めに裂けるように割れることもあります。これは一方が細くなって食べにくいものです。こういうときも、ためらわずお箸を交換してもらいましょう。

水に漬けない

乾いた「割り箸」は、ご飯がくっついたりして食べにくいものです。日本料理店などでは、それを考慮して箸先を濡らして出すお店もあります。しかし箸先が乾いているからと言って、割った「割り箸」をすぐにコップの水やお茶に漬けるのは見栄えの良くないみっともない行動です。箸先が乾いているのが気になるようであれば、まず吸い物を飲みましょう。椀物をのむときには、軽くお箸を添えるのが基本です。そういう形で箸先に湿りを与えましょう。

使った「割り箸」は、箸袋に収める。

食事を終えた後、箸先が濡れた「割り箸」が、そのままテーブルや食膳に置かれているのは、見ていて気持ちの良いものではありません。箸袋で出された「割り箸」は、先端部分を箸袋に収めましょう。このときに、全部箸袋に収めてしまうと未使用の「割り箸」と区別がつかなくなる場合があるので、少し長めに箸が出るようにします。箸袋を少し折り曲げておいても良いでしょう。箸袋がなく、箸置きに置いて出された「割り箸」は、箸置きに置くのが原則です。

「割り箸」は、お店でお客が使うもの。どんな使い方をしてもよいように思う人もいるかもしれませんが、使い方ひとつで料理の味も変わるというものです。「割り箸」のマナーも心得ておきましょう。

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