意外と知らない!?【ヘアカラー】と【ヘアマニキュア】の違い

みなさん【ヘアカラー】と【ヘアマニキュア】の違いをご存じですか?一見同じような意味合いにも感じ取れてしまいますよね。しかし、実際はカラーのしくみが全く違うそうなんです。では、いったいどういう違いがあるのでしょうか? 2017年08月17日作成

  • 美容美容

みなさんは髪の毛を染めたい時、美容室に行かれたことはありますか?美容室に行くと、メニュー表には、ヘアカラーの文字があるのですが、実際どんな方法と仕組みで染めているのか分かりませんよね?美容室によって、メニュー表に細かく、カラーの種類を書き出してくれるところもあれば、中にはメニュー表に“カラー”としか書いていないお店もあります。私自身、今まで“髪の毛が綺麗に染まればいいや♪“とあまり深くヘアカラーについて考えたことはありませんでした。しかし、先日初めて行った美容室で、ヘアカラーとヘアマニキュアとありますが、このお色でしたらヘアマニキュアのほうがおすすめですが。。と質問された時、恥ずかしながらも初めてカラーには色々な種類があるということを知りました。

既に知っているという方にとって、“そんなの常識だ!”と思われてしまうかもしれませんが、意外と知らない方もいるのではないかと思い、今回、【ヘアカラー】と【ヘアマニキュア】の違いについて調べてみました。

ヘアカラーとは

ヘアカラーは、髪の毛を脱色して、髪の外側だけでなく、内部にも色を入れて染めることです。その仕組みについて分かりやすく説明しますね。ヘアカラーとは、大きく分けて2種類の薬剤・成分を混ぜて、それの化学反応により髪を染めていくものです。1つ目の成分は、主に染料とアルカリ剤を混ぜたもの。2つ目の成分は、主に酸化剤(過酸化水素水)です。この2つの薬剤を混ぜて、化学反応を起こし髪を染めていきます。ヘアーカラー剤を髪の毛に塗ると、まず最初に一つ目の薬剤のアルカリ剤が髪の毛の表面にあるキューティクルを開いていきます。(キューティクルとは、外部から、髪の内側を守るバリア機能としての役割を持っているものです。形状は、うろこ状であり、何枚も重ね合わさって髪を守っています。)このキューティクルを1度開いた状態にし、そこにヘアカラー剤を髪の毛の内部に浸透させていきます。髪の毛の内部に浸透したヘアカラー剤は、酸化剤の作用によって髪の毛のメラニン色素を分解し、脱色させます。そして、そこに染料が入ることにより、酸化剤とアルカリ剤の化学反応により発生した酸素と結びつき、酸化することによって染料の色が髪の毛の内部に入るという仕組みとなっています。髪の毛の色を明るくしたい時は、色味を髪の毛の内部に浸透させる分、綺麗に染まるのと、カラーが落ちにくいので、色を長持ちさせたい方にはとてもおすすめです。また、黒髪や暗めの髪を明るく染めたい時は、ヘアカラーを使うのが一般的です。その方がしっかりと明るく染まるからです。ヘアカラーは髪色の持続性はありますが、髪が伸びてくると生え際や分け目の辺りが目立ってプリンになってしまうので、2~3カ月かに1回生え際を染めるか、全体染めをするかなど、マメなお手入れが必要になります。また、ヘアカラーを行うためには1度、髪の毛を守っているキューティクルを開かなくてはならないので、傷みやすいのが難点ですね。キューティクルは、その一枚一枚が綺麗に整っていると、手触りがよく、見た目も艶がありサラサラしています。長い髪の毛でも、手ぐしで、絡まることなくさらっととかすことが出来ます。しかし、キューティクルが、剥がれ掛かっていて、毛羽立ったり損傷していると、髪の毛が、引っかかったり、絡みやすくなり、見た目の艶もなくバサバサした髪質になってしまいます。ですから髪にツヤを出すためには日々のケアでキューティクルを整える事が大切になってきます。髪の健康と美しさを守るキューティクルを1度開かなくてはならないので、ヘアカラーをするときは、そのことをしっかり理解してからにしましょう。

ヘアマニキュアとは

ヘアマニキュアは、“マニキュア”という言葉が示すとおり、手足の爪に使うマニキュアと同じように髪の毛の外側にヘアカラー剤を塗っていくものです。髪の外側に色素を吸着させコーティングさせます。髪の毛の外側には、プラスイオンとマイナスイオンがあるそうなんです。髪の毛に色を付ける染料はマイナスイオンです。このマイナスイオンの染料が、髪の毛のプラスイオンとくっつくことにより、色がしっかりと定着するのです。ヘアマニキュアは、髪を守るキューティクルを開け、内部のメラニン色素を脱色させることがないので、比較的髪へのダメージが少なくてすみます。しかし、髪の毛の外側に色を定着させるため、シャンプーをする度に徐々に色が落ちて行きます。色合いが持続するのも、だいたい2~3週間と短く、元の髪色に戻ってしまうのが難点です。白髪の場合は自然な感じに色がつきます。黒髪はほんのりニュアンスが変わる程度なので、髪色を明るくすることはできません。。髪色を短期間だけ、染めたい方や、ほんのり髪色に変化を出したい方、髪の毛を傷ませたくない方にはおすすめの方法です。

いかがでしたか?

いかがでしたか?【ヘアマニキュア】と【ヘアカラー】の違いを知っておくだけでも、自分の髪質に合ったカラーの選び方ができるのではないでしょうか。美容室によっては、染めたい色味を伝えると、それだけで勝手に判断され特に何にも相談なく染められてしまうこともあります。髪の毛を染めに行く際は、どんなカラー方法があるのか詳しく聞いてみたり、自分の髪質に合った染め方についてたくさん相談してみましょう。それをするかしないかで、髪の毛の染まり方や髪の痛み方もかなり変わってくると思いますよ><!

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