水羊羹、丁稚羊羹!羊羹の種類と特徴を知ろう

羊羹といえば練り羊羹や水羊羹を思い浮かべますが、それ以外にもさまざまな種類があるのをご存知ですか?違いを知って、もっと羊羹を楽しみましょう。 2017年09月11日作成

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羊羹と聞いて、みなさんはどんなものを真っ先に思い浮かべますか?やっぱり定番と言えば練り羊羹ですが、暑い季節にはさっぱりとした水羊羹も捨てがたいですよね。

そんな身近な羊羹ですが、それ以外にもたくさんの種類があるのをご存知ですか?今回は、それぞれの違いなどについて解説します。

羊羹の種類は大きく分けて3種類!違いは製法と寒天

羊羹の種類は、栗や芋など中に入る食材によっても分かれますが、大別すると、練り羊羹、蒸し羊羹、そして水羊羹の3種類です。この3種類を分けているのは、主に寒天の量や製法。葛粉などで固める蒸し羊羹、寒天を利用して炊き上げる練り羊羹、それをさらにゆるく仕上げた水羊羹、といった形です。さらに水羊羹によく似たものとして、丁稚羊羹という種類があります。

丁稚羊羹はもともと安価な羊羹!そもそも丁稚って何?

丁稚羊羹(でっちようかん)という名前の由来には諸説ありますが、丁稚奉公へ出た子供たちがお土産として持ち帰ったから、あるいは丁稚へ高級な羊羹を食べさせるのはもったいなかったからなど、名前通り丁稚と関わりが深い羊羹です。

丁稚とは主に関西で使われる言葉で、住み込みで働く新人のことを指すのですが、そんな丁稚でも購入できるくらい安価な羊羹でした。

丁稚羊羹の特徴は、由来とは裏腹に上品な甘さ!

さて、そんな丁稚向けに作られた羊羹ということで、当時高級品であった砂糖をふんだんに使った通常の羊羹はもったいないから、と薄味で作られたのが丁稚羊羹。当時の味はともかく、現在は「上品な甘さ」が人気になり一つのブランドとして確立されているわけですね。

いかがでしたか?普段何気なく食べている羊羹ですが、こうして見てみるとたくさんの種類があり、その起源もさまざまです。お菓子は味が第一ですが、こうした知識があるだけで、また一味違った甘味を味わえるかもしれませんよ。

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