祝い菓子のおすすめ4選!和菓子で祝う年中行事

祝い菓子のおすすめ4選!和菓子で祝う年中行事 2017年09月16日作成

  • グルメグルメ

日本にはたくさんの祝日や行事がありますが、それにつきものの祝い菓子にも意味があることをご存知でしょうか。ここでは、行事に合わせて楽しめる祝い菓子と、その由来を紹介します。

1.成人の日(薯蕷饅頭 紅白上用【菓宗庵】)

日本における子供から大人への通過儀礼(つうかぎれい)は、昔からたくさん見られました。男子が服装や髪型を改める元服(げんぷく)が有名ですが、現在は、男女共通で行われる成人式がそれに代わっています。人生の節目である成人の日の祝い菓子としては、縁起の良い紅白まんじゅうが定番。こちらの紅白まんじゅうは、ていねいに裏ごしされたこしあんが鮮やかな紅白の皮に包まれています。皮には伊勢芋が使われているため、ふっくらもちもちした食感を楽しむことができますよ。シンプルな甘みと贅沢な食感が楽しめるこの紅白まんじゅうは、成人の日の記念品としてだけではなく、お祝いをいただいた時のお返しとして送っても喜ばれそうですね。

2.子どもの日(三角ちまき【市川屋】)

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子どもの日は、子どもの幸福を願って定められた、国民の祝日です。端午(たんご)の節句とも呼ばれ、男の子の健康を祈って行われる行事にもなっています。もともとは、江戸時代に武家の7歳以下の男の子のために鯉のぼりと武者人形を飾って祝っていたのが、だんだん町人にも広まっていき、現在に続いているのだそうです。江戸時代から続く老舗「市川屋」で作られた三角ちまきは、最高級品種のもち米で作られています。また、品質が高い青森産のヒバで作られたセイロでていねいに蒸されているので、もちもちしていてボリュームがあります。砂糖入りのきなこをまぶして食べると、とてもおいしいですよ。

3.敬老の日(栗どらやき【良平堂】)

敬老の日は、長い人生を社会や家族のためにつくしてきた老人を尊敬し、これからも明るく生きられるように励ますために、国が定めた国民の祝日です。決まった祝い菓子はありませんが、身近なお年寄りの好物を一緒に食べてお祝いするのはいかがでしょうか。良平堂のどらやきには、地元である岐阜県恵那産の栗がたくさん使われていて、大きめに切られた栗と相性が良いつぶあんが、しっとりとした生地に包まれています。素朴な甘さが懐かしく、また、とてもやわらかくて食べやすいため、歯が弱くなってきて硬い物を食べるのを不安に感じる年代の方でも、おいしくたべることができますよ。

4.七五三(華 黄身餡まんじゅう【鼓月】)

七五三は、子どもがこれまで無事に生きてこられたことを祝い、また、これからも元気に過ごせるように祈って行われる行事です。祝い方は地方によって異なりますが、神社やお寺に参拝し、お祓いをしてもらうのが一般的です。七五三の由来は諸説ありますが、江戸幕府の五代将軍徳川綱吉が長男徳松の健康を願って行ったのが始めだという説が有名です。七五三の祝い菓子というと、千歳飴(ちとせあめ)が有名ですが、せっかくなら親子で楽しめるお菓子で祝いたいですよね。このおまんじゅうは、口の中でほろりとくずれるやさしい食感と素朴な甘さが特徴です。一口食べると、バニラの香りがほのかに広がります。これなら大人だけでなく、子どももおいしく食べられますよ。秋が見頃の菊の花をかたどっているのも嬉しいですね。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。こうしてみると、年中行事と祝い菓子には深い関係があることがわかりますね。伝統もありますが、大切なのは贈る気持ちです。行事に合わせて大切な人が喜ぶお菓子を選ぶと、きっと絆が深まりますよ。

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