様々な味わいを!知ってお得な栗の品種まとめ

何気なく食べてる栗には、たくさんの品種があった!代表的な品種を中心に知っておくと、買い物の際の選び方がわかります。 2017年09月16日作成

  • グルメグルメ

栗の品種がどれくらいあるのかはご存知ですか?政府の統計データに記載されているものだけでも40種類以上の栗が存在します。品種によって、見た目も、香りも味も大きさまでも違います。ここでは、40種類以上存在する栗のなかから、特に代表的品種を中心に紹介いたします。品種に対して詳しくなることで、栗の選び方も今まで以上に楽しくなりますので、ぜひご覧ください!

利平栗(りへいぐり)

利平栗は、岐阜県山県郡大桑村(現山県市)の日本産の栗と中国栗とを掛け合わせて生み出された品種です。「栗の王様」とも言われており、ふっくらと丸い形をしていて、コーヒー豆のような色をしています。食感が良く香りもしっかりとしていて甘味が強いです。皮が固く剥きにくいのも特徴で、収穫量が少ないため市場価格が高いです。美味しく栗のなかで最も人気のある品種の1つです。

丹沢栗(たんざわぐり)

丹沢栗は、栗のなかでも最も早く収穫時期を迎えて市場に出回る早生栗の代表的品種です。とても多く作られている品種の1つで、市場に出回っている栗の20%弱を占めています。栗は大粒で甘味と香りはそこまで強くないため、好みが分かれにくいです。栗自体に粘り気が少ないので、栗ご飯にも最適です。お盆明けから10月初旬頃まで収穫できます。

ぽろたん

ぽろたんは、一粒がとても大きく30g程度あります。赤みを帯びた茶色で、皮は柔らかく剥きやすいです。果肉は黄色で甘味があり、粘りがあります。電子レンジでも調理できるので、使い勝手が良く人気のある品種でもあります。生産量が少ないため、とても市場価格が高く取引されています。収穫は9月中旬〜下旬にかけてで、1〜2ヶ月貯蔵しておくと糖度が増し、食べ頃なのは10月〜11月頃です。

柴栗(しばぐり)

柴栗は、品種改良ではなく自然の状態で自生しているもので、栽培されている栗の原種の1つです。一粒の大きさはとても小さく、皮を剥きにくい栗でもありますが、甘みがあり美味しいです。九州から四国にかけて特に多く自生していて、地元で収穫されることが多いため、あまり市場には出回りません。収穫時期はおおむね9月初旬〜10月初旬にかけてとなっています。

筑波(つくば)

栗のなかで最もメジャーな品種の1つで、全国で栽培されています。「岸根(がんね)」と「芳養玉(はやだま)」の交換種として誕生し、粘り気があり香りが良いのが特徴です。皮は赤褐色で、一粒は大きめです。収穫は9月中旬頃〜10月頃までとなっています。日本で最も栽培されている品種です。

銀寄(ぎんよせ)

大阪府原産の品種で、銀由や銀善などとも呼ばれていました。一粒の大きさは大きめで20〜25g程あります。果肉は黄色く香りが高く甘みが強いので、とても美味しいです。収穫時期は9月下旬〜となります。丹波栗の代表品種でもあります。

石鎚(いしづち)

石鎚は、岸根と笠原早生の交配種として誕生しました。赤褐色で一粒の大きさは大きめで25g前後の果重です。香り高くとても甘みがあり、粘り気もあり日持ちが良いため、調理にも適しています。毎年10月上旬頃〜市場に出回ります。

いかがでしたでしょうか?数ある栗の品種のなかから、代表的なものを中心に紹介いたしました。栗の品種を知ることで、栗選びや栗を食べることに今まで以上に楽しみや喜びを感じることができるようになります。興味がある方は、これを機にたくさんの栗の品種を覚えていってはいかがでしょうか?

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