急な来客も安心♪正しいお茶の入れ方と作法解説

お茶は心を落ちつかせる飲み物。せっかく飲むなら、正しい入れ方で美味しくお茶をいただきたいものです。今回は、来客対応にも役立つお茶の入れ方について解説します。 2017年09月16日作成

  • グルメグルメ

思わぬタイミングで急な来客があり、おもてなしをしなければならないことってありますよね。お茶とお菓子を用意して…といざお客様をお迎えしてみて、「お茶の入れ方ってこれで合ってるのかな…?」と不安に思ったことはありませんか?美味しいお茶を入れるためのちょっとした工夫や、失礼にならないような作法など、自分がもてなされる側のときには気がつかないことも多いものです。そこで今回は、急な来客にもバッチリ対応できる正しいお茶の入れ方をまとめてみました。

適切な茶葉の量やお湯の温度

美味しいお茶を入れるためには、適切な茶葉の量、浸出時間、お湯の温度などを守ることが大切です。ここでは各項目について標準量(2〜3人用)の適切な量をご説明します。

茶葉の量

まずは茶葉の量ですが、5~6g(大さじ約2杯)が標準量になります。多すぎると渋みがですぎてしまうので注意しましょう。

湯の温度

次にお湯の温度です。沸かしたての熱々のお湯を注ぎたくなってしまいますが、適切な温度は70~80度。(横ゆれして湯気が上がる程度)茶葉の旨味を殺してしまわないよう注意が必要です。

湯の量

次はお湯の量。1人当たり60ccとして、3人分で180ccが標準量になります。茶葉の量とのバランスで薄くなったり濃すぎたりしてしまうので、気を付けましょう。

浸出時間

最後に茶葉の浸出時間です。急須に茶葉とお湯を注いで蓋をして、1分間ほどが適切な浸出時間となります。時間を置きすぎると渋みがでてしまいますので、丁度良いタイミングで湯のみへ注いでくださいね。

正しい手順

茶葉やお湯の適切な量、温度がわかったところで次は入れ方の正しい手順をご説明します。改めておさらいすると、意外と「そうだったんだ!」と感じることもあるかと思いますので、1つ1つチェックしてみてくださいね。

1. 急須に茶葉をとり水を注ぎ浸します。
2. 湯のみに飲む量のお湯を注ぎ、湯冷ましへ移します。
3. 湯冷ましで適切な温度になるのを待ち、急須へ注ぎます。
4. お茶の葉が開くまで1分程度待ちます。この際、急須をゆすらずに静かに待ちましょう。
5. 2〜3杯入れる場合は、1杯ずつではなく何回かに分けて交互にお茶を入れていきます。
6. お茶を注ぎ終わったら急須の蓋を開けておきましょう。

茶葉を傷めることなく2煎3煎といただくことができます。

茶器の選び方

次はお茶を入れるための茶器、急須の選び方についてご説明します。形状や焼き方、材質など、奥が深い急須ですが、ポイントは「持ち手」です。お店に行くと様々な形の急須がありますが、持ち手の形によって相性の良い茶葉がありますので、好みではなく入れたいお茶の種類で選ぶと良いでしょう。今回の場合は日本茶なので、日本茶全般と相性の良いベーシックな「横手」型の持ち手を選んでください。茶器と言っても一般家庭で使うものですので、あまり肩肘張らずにこのようにベーシックなポイントのみ押さえておけばOKです。

やってはいけないことや重要なポイント

最後に、やってはいけないことや美味しいお茶を入れるためのポイントのご紹介です。 ・お茶は鮮度が命。古い茶葉を使ってしまうと美味しいお茶を入れることはできません。茶葉は余ることのないよう少量ずつ小分けに購入して、開封したらすぐに使い切るようにしましょう。 ・美味しいお茶をいれるには、美味しい水を使うことも重要です。水道水をそのまま使うのではなく、なるべくミネラルウォーターや浄水器でろ過した美味しい水で入れるようにしましょう。 ・湯冷ましの工程を省くために最初からぬるいお湯を注ぐのはNG。お湯は必ず1度沸騰させたものを使用しましょう。

お茶の入れ方を知っているつもりでも、案外知らなかったこともあったのではないでしょうか。急な来客の際も、美味しいお茶でおもてなしすることができますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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