海外からも絶賛の声!日本の和菓子の世界

日本の和菓子は味だけではなく、見た目も美しく、海外からも高い評価を受けています。ここでは、見ても食べてもうれしい和菓子を厳選してご紹介します。 2017年09月17日作成

  • グルメグルメ

日本食が世界的にブームになっていますが、和菓子も負けていません。高い技術力と芸術性が世界から絶賛されています。日本の季節や風物詩をモチーフにした和菓子の見た目の繊細さと美しさは、日本文化を知らない海外の人をも感動させる魅力があります。今回はその中でも、特に定評のある和菓子をご紹介します。

なめらかな美しさの「桔梗信玄餅」と「水信玄餅」

桔梗信玄餅と水信玄餅は、清涼感あふれる見た目と喉越しで、日本の夏にふさわしい和菓子です。日本人でも、その透明感と美しい形状にうっとりしてしまう、この二つの和菓子ですが、なかでも水信玄餅はその個性的な美しさで知られています。水信玄餅には国内だけでなく世界中の人を魅了する魅力があり、インターネットやSNSで度々話題になります。あまりに美しすぎる見た目から、どのような味がするのか想像がつかない、食べてみたいと世界中の人が注目している一品です。

本当に食べられるの?動物の飴細工

日本人の手先の器用さと感性の繊細さを感じることができる和菓子といえば、飴細工でしょう。飴細工の魅力は完成された飴細工の素晴らしさだけでなく、色と温度を自在に操る創作過程にもあります。高温で温めると飴は柔からくなり、温度が下がるほどに硬くなります。その特徴を生かすことで、ダイナミックな形を表現することができます。迫力のある飴細工はまさに芸術品のような存在で、本当に食べることができるのかと疑いたくなるほどです。「食べてなくなってしまうことが惜しいので、なかなか食べられない!」と思うのも納得ですよね。

季節感に感動!練り切り

和菓子の種類にひとつに生菓子がありますが、白あんに繊細な細工を施したものを練り切りといいます。柔らかい生地を活かし、意匠を凝らした形状と色彩で季節感を表す練り切りは、特に海外での人気が高い和菓子です。小さくてこじんまりとしたサイズ、鮮やかな彩り、繊細な造形、優しい食感など、練り切りの魅力は多くあります。白あんの優しい色合いが練り切りの鮮やかな色の土台となり、色彩を引き立たせています。

色合いと形状美が人気の金平糖

もともとはポルトガルのお菓子だった金平糖。1500年代の中頃に日本にもたらされたお菓子です。その後、日本で独自の発達を遂げ、現在のような凸凹の形状とカラフルな色合いとなりました。今ではポルトガルのお菓子と同じものであるとは思えないほど、洗練されています。日本の土産として海外観光客に親しまれる立派な和菓子の一つです。金平糖はその甘い味わいだけでなく食感も魅力。食感を生み出す要因ともなる独特の形状をつくるためには、釜の温度や角度など、プロならではの高度な技が必要です。そのような技も含めて、金平糖は世界中の人に愛されているのです。

可愛らしいさがたまらない!福うさぎ

福うさぎは小さくて丸い形が愛らしく、世界的にもかわいいと好まれています。シンプルなデザインでありながらも一目でうさぎとわかる見た目は、日本人にも人気です。金沢の名産品である福うさぎは、その見た目の愛らしさと、ふんわりとした柔らかさ、もっちりとした食感が魅力。見た目を裏切らない美味しさです。カラーバリエーションもほんのりと異なる色合いで、慎ましやかな日本らしいデザインといえます。

日本のお菓子は全体的にレベルが高いといわれていますが、和菓子は特に歴史的、文化的な背景もあり、海外の多くの人に注目されている存在です。しかし、実際には生菓子や上生菓子を日常的に食べている日本人は多くはないようです。手土産などに利用することで、他の人と差をつけることも期待できるので、ぜひ積極的に利用してみてくださいね。

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