甘いのにヘルシー!黒糖が使われたおすすめの和菓子5選

黒糖はヘルシーで体によい甘味料として知られていますが、どのような成分なのでしょうか。ここではそのつくり方や成分、黒糖を使った和菓子を紹介します。 2017年09月17日作成

  • グルメグルメ

「黒糖は白砂糖よりも体によい」と言われています。白砂糖は真っ白でさらさらしていて、黒糖は黒くてごつごつしたかたまりになっているので、見た目の違いはわかりやすいですが、成分はどのように違うのでしょうか。白砂糖と黒糖の違いを、つくり方や成分から考えてみたいと思います。白砂糖と黒糖は、どちらもサトウキビからつくられます。サトウキビの茎から汁をしぼり取り、そのうわずみ液を煮詰めてつくったものが黒砂糖です。うわずみ液を煮詰めずに結晶化し、さらに遠心分離機にかけると粗糖ができあがります。この作業を「精製」と言います。粗糖を何度も精製していくと余分な成分が取り除かれ、はじめは茶色だった粗糖が、だんだん白っぽくなってきます。それを繰り返して真っ白くなったものが白砂糖です。精製されていない黒糖には、サトウキビにもともと含まれている成分がたくさん残っています。代表的な成分は、ミネラル、ビタミン群などの体に欠かせない栄養素です。また、虫歯予防効果があるラフィノースや、血糖値の急上昇を抑える効果があるフェニルグルコシドも含まれており、日常的に摂ると、体によい栄養になります。なお、食品の成分表示には黒糖、黒砂糖と表記されていますが、呼び方が違うだけで、どちらも同じものを指します。

奄美大島黒糖かりんとう【田原製菓】

黒糖を使った、手づくりのかりんとうです。すべてのかりんとうを職人がていねいに揚げています。加計呂麻島の良質な黒糖を使ってつくられています。この黒糖は薄茶色をしているのが特徴です。通信販売以外では奄美大島の直営店で販売していますが、いつも閉店前に売り切れてしまうほどの人気だそうです。食感はやわらかめで、しっとりしています。食べると口の中にやさしい甘さがじゅわっと広がりますよ。食べはじめたら止まらなくなってしまいそうですね。

米粉かりんとう饅頭【和楽堂】

生地が黒糖と米粉でつくられたかりんとうまんじゅうで、今話題のグルテンフリー食品です。「グルテンフリー」とは麦類を使わない食材や食品のことで、毎日摂ると、肌の調子や体調がよくなると言われています。まんじゅうの中には小豆餡がたっぷり入っているので、一つひとつは小ぶりですが、食べ応えがあり、しっかりお腹にたまります。皮のサクサクした歯ごたえと、黒糖のコクのある甘さ、小豆しっとりした舌触りが絶妙ですよ。

黒糖菓子 タンナファクルー【丸玉製菓】

シンプルなまん丸のかたちと薄い茶色が特徴の、沖縄の伝統的なお菓子です。タンナファクルーは、沖縄に住んでいる方や、旅行者にとても人気がありますが、丸玉製菓が作ったのが始まりだそうです。一口食べると素朴でコクのある甘さが口の中に広がり、黒糖がたっぷり入っているのがわかりますよ。外側の硬さはパンとクッキーの中間ほどで、中はしっとりしています。食べ応えがあるのにカロリーが抑えられているのが嬉しいですね。

みそまんじゅう【つかさ製菓】

生地に黒糖をたっぷり練り込んだおまんじゅうです。名前は「みそまんじゅう」ですが、実際に入っている味噌の量はごく少量で、あんこの甘みを引き立てるための隠し味に使われている程度。黒糖入りの生地が深みのある茶色で、まるで味噌のような色をしているので「みそまんじゅう」と呼ばれるようになったそうです。独自の製法でもちもちした食感に仕上げた生地もポイントです。しっとりしたあんこと口の中で絡み、とろけるような食感を楽しむことができますよ。

黒糖麩菓子【トーカイフーズ】

日本で昔から親しまれている麩菓子です。中身の焼き麩には小麦粉のグルテンがたくさん使われているので、とてもやわらかい歯触りです。焼き麩の外側にコーテイングされた黒糖にはカルシウムやミネラルがたっぷり含まれているので、体のバランスを整えるのに役立ちます。口の中で焼き麩のカリッとした部分と黒糖が混じると、素朴でやさしい甘さが広がります。また、両端のカリカリした部分は黒糖の味が濃厚でおいしいですよ。

黒糖を使った和菓子は、自然なやさしい甘さのものが多いですね。疲れたときやリラックスしたいときに食べるとよいのではないでしょうか。

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