男性のはげ・薄毛と優性遺伝の関係を知ろう!

「男性のはげ・薄毛は遺伝する?」そんな疑問にお答えするために、優性遺伝と劣性遺伝、そして薄毛との関係について科学的な視点から情報をまとめてみました。 2017年09月23日作成

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薄毛は優性遺伝するという噂を聞くと、自分も将来薄毛になるのではないかと不安になってしまいますよね。ここでは、薄毛と優性遺伝の関係についてご紹介します。

優性遺伝と劣性遺伝のおさらいをしよう

いきなり優性遺伝、劣性遺伝と言われても、中学生の頃に習ったことをすぐに思い出すのは難しいという方もいるのではないでしょうか。ここでは、優性遺伝と劣性遺伝について簡単におさらいしましょう。優性遺伝と劣性遺伝は、遺伝しやすい方が優性、遺伝しにくい方が劣性というわけではありません。また、優れている外見や性質が優性、劣っているものが劣性というわけでもありません。優性、劣性どちらの遺伝子も同じように、親から子に遺伝します。父と母から、それぞれ異なる遺伝子が子に受け継がれる時、外見の特徴や体質として表れやすい方が優性遺伝子、表れにくい方が劣性遺伝子です。優れているのが優性、劣っているのが劣性という誤解を防ぐために、優性を「顕性(けんせい)」、劣性を「潜性(せんせい)」と呼ぶこともあります。

薄毛は優性?それとも劣性?

現在、薄毛の症状の原因が遺伝子にあるということは、さまざまな研究によって明らかになりつつあります。しかし、薄毛の遺伝子が優性であるかどうか、はっきりしたことはまだ分かっていないようです。米コロンビア大学メディカルセンターのアンジェラ・クリスチアーノ教授らによる円形脱毛症についての論文によると、円形脱毛症の原因は、8つの遺伝子に関わりがあるそうです。円形脱毛症は自己免疫疾患(じこめんえきしっかん)という病気で、円形脱毛症にかかる確率に、男女の差は見られないそうです。8つ以上の関連遺伝子を持っている人は、全身脱毛症になる可能性が高いそうですが、それらの遺伝子が優性か劣性かについては、こちらも明確に発表されていないようです。

薄毛は母親から遺伝する?

世間では薄毛の遺伝子は母親から遺伝すると言われていますが、真偽については諸説あり、はっきりしません。ここでは薄毛の中でもAGA(男性型脱毛症)について知られていることを、科学的な視点からご紹介します。AGAとは、男性に表れる「M字型はげ」と呼ばれる薄毛の症状や額(ひたい)、その周辺の生え際と、頭頂部の髪が薄くなる脱毛症のことです。DHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンは、薄毛を促進させる働きがあり、AGAの原因の1つだと考えられています。しかし、DHT単体では、頭皮に脱毛は起きません。AR(男性ホルモン受容体)がDHTと反応すると、脱毛が起きます。ARの型は個人によって異なりますが、この型の違いは、遺伝による影響が大きいです。ARがDHTと大きく反応する型だと髪がたくさん抜けますし、反応が小さい型だと髪はあまり抜けません。人間の親から子に遺伝子受け継がれる時、Y染色体は父からしか遺伝しません。ARはX染色体上にある遺伝子で、これがあるかないかで、遺伝的に薄毛になりやすいかどうかが決まります。X染色体上に薄毛の遺伝子があるとすれば、それは母方の系統になるといわれています。

薄毛が遺伝していても対策はできる!

薄毛が遺伝しているかもしれないと思っても、不安になったり落ち込んだりしなくても大丈夫です。薄毛の原因は、遺伝的なものだけではなく、生活習慣や食生活も大きいと言われています。これまでの生活を振り返って、薄毛の原因になっている習慣を改善すれば、薄毛を予防したり、抜け毛を遅らせたりすることができるのです。育毛サロンに行く前に、まずはセルフケアを試してみましょう。睡眠不足、運動不足、ストレスの強い生活、喫煙、油のとりすぎ、過度な飲酒などは、脱毛を促進すると言われています。運動する時間や適度な睡眠時間を確保することや、栄養バランスのよい食事をとることなどを心がけてみましょう。また、早めに育毛剤を使い始めて、薄毛を防ぐのもおすすめです。ブラッシングや頭皮マッサージをプラスすると頭皮の血行が良くなり、薄毛の予防につながりますよ。

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