ビジネスシーンでも印象最悪!フケをなくして”デキる人”に

毎日シャンプーしているのに気がつくと肩にフケが……。そんな悩みを解消するために、フケが出る原因とケア方法について説明します。 2017年09月25日作成

  • ライフスタイルライフスタイル

気をつけているのに、いつの間にか肩に落ちているフケ。誰にでも起こるトラブルの1つですが、「不潔にしているからと思われたくない」という気持ちから、なかなか相談しにくいようです。ビシッとかっこよく決めたつもりでも、肩が白くなっていてはNG!フケが出る原因やケア方法をマスターして、悪印象から脱出しましょう。

フケってなんで出るの?

フケには、主に頭皮が乾燥して起こる「乾性フケ」と、頭皮の脂分が多すぎて起こる「脂性フケ」があります。そのほか、皮膚炎などの可能性もありますので、心配なようであれば皮膚科の受診をおすすめします。では、「乾性フケ」と「脂性フケ」がそれぞれどのようなものなのか、ご説明します。

乾性フケ

頭皮は新陳代謝を繰り返して、一定のサイクルで表皮細胞が入れ替わっています。健康な頭皮の場合、古くなった細胞は目に見えないくらいの大きさの垢となって、少しずつ剥がれ落ちます。しかし、乾燥によって頭皮環境が乱れると、未熟な表皮細胞がごっそり剥がれ落ちてしまいます。これが「乾性フケ」の正体!頭皮が乾燥する原因はいくつかありますが、多く聞かれるのは「シャンプーのしすぎ」です。頭皮は皮脂と角質層の保湿成分で守られていますが、あまり念入りにシャンプーしすぎると、必要な皮脂や保湿成分まで洗い流してしまいます。また、1日に何回もシャンプーすると、皮脂のバリア機能や保湿力が回復する前に潤いが奪われて乾燥が進行してしまいます。その結果、乾燥フケも悪化してしまうのです。

脂性フケ

頭皮の皮脂が多すぎると、脂性フケになります。乾性フケより塊が大きく、黄色みがかった色をしていると言われています。原因は、洗髪が不十分であること。頭皮に皮脂や汚れが溜まり、脂性フケになってしまうのです。一方、きちんとシャンプーをしていても脂性フケが出る場合、食生活に原因があることが多いようです。スナック菓子や加工食品、油の多い食事を頻繁にとっていると、皮脂の分泌量が増加して脂性フケが出やすくなります。過剰な皮脂は、皮膚に常在するマラセチア菌や雑菌のエサになり、増殖させてしまいます。これらの菌の代謝物が頭皮を刺激して皮膚炎を誘発し、それがフケの原因となっていることもあるので、注意が必要です。

お手軽ケアでフケをシャットアウト!

「頭皮を清潔にしよう!」とやみくもにシャンプーすると、皮脂を取り除きすぎて乾性フケの症状を悪化させることになりかねません。頭皮に必要な皮脂まで落とさないように、泡立てたシャンプーを頭皮にのせ、指の腹でやさしくマッサージするように洗いましょう。指の力を抜いて、頭皮全体をもみほぐす要領で、頭皮を圧迫するように押しては指を離すことを繰り返します。泡が毛穴に入り込んで汚れを取り除いてくれるので、力を入れてゴシゴシ洗う必要はありません。すすぐときにはお湯の温度にも注意が必要です。熱めのお湯ですすぐと頭皮に必要な皮脂まで落としてしまう可能性が高いため、ややぬるいぐらいの湯温ですすぎましょう。シャンプーの選び方にもコツがあります。ノンシリコンのアミノ酸系シャンプーは、頭皮に負担を与えないと言われていますので、おすすめです。また、ジンクピリチオンや二硫化セレンなどを配合した薬用シャンプーには、抗菌・抗炎症作用があるので、かゆみや炎症を伴うフケに効果的です。

それでも止まらない場合は……

シャンプーだけでなく、トリートメントやスタイリング剤も頭皮に刺激を与えている可能性があるので、フケが続くようならしばらくの間すべてのヘアケアをやめてようすを見てみましょう。また、頭皮環境を整えるには、ストレス、睡眠不足、喫煙、油っぽく偏った食事など、ライフスタイルを見直すことも大切です。それでもフケが改善されない場合は、皮膚炎などの病気の可能性があります。薬で治療する必要があるかもしれませんので、いったんセルフケアをやめて、皮膚科で相談するのが賢明です。

乾性フケと脂性フケは正反対の原因によってもたらされているので、自分のフケがどちらのタイプなのか見極めて対応しなければ逆効果!フケは、不潔にしているから出ているわけではないので、洗いすぎてフケを助長させるのだけは避けたいですね。

オススメ

新着記事