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【お正月初詣前のマナー確認】日本のシンボル「お寺と神社」!参拝マナーと由来について学んでみよう!

様々な国や世代から人気を集めているお寺や神社。それぞれの違いやその歴史ある由来、そして参拝のためのマナーを身に付けてお参りを楽しみましょう。
2017年10月05日作成

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日本人はもちろん、外国の方にも観光スポットとして人気が高い、日本のシンボルでもある「お寺」と「神社」。

人々がお寺や神社に訪れる理由のひとつには、そこで参拝することを目的としていますが、皆さまご存知でしたか?参拝にはマナーがあるということを。

お寺や神社に、海外から参拝に訪れた観光客の方に、正しい参拝の方法やマナーを尋ねられた時、あなたはどこまで答えることが出来るでしょうか?

お寺と神社の違い

参拝マナーを知っておくことは、とても大切な事です。しかし、その前に是非知識として覚えておいていただきたいこと、それは「お寺と神社の違い」です。

「外国の人に寺と神社の違いを尋ねられて、答えに困った」と口にする日本人が、意外にも多くいるということを耳にします。海外では、崇拝する宗教はひとつであるため、外国の人が日本の文化との違いに興味を持つ理由は、そこにもあるのかもしれません。

「お寺は仏教」「神社は新道(しんどう)」それぞれに基づいて建てられた信仰施設。そのため、日本はふたつの宗教を信仰しているということになります。この理由には、歴史的な背景が大きく関わっています。

それぞれの見た目の違いとしては、お寺には仏像やお墓があります。神社には、鳥居が敷地の内外に存在しているというところです。

参拝マナーについて

それでは、お寺・神社それぞれの参拝時のマナーについてみていきましょう。

お寺:仏教の流れを汲む建物

(1) 入り口にある山門で一礼し、境内に入る
※ 住職さんを見かけられたら、ご挨拶をすること

(2) 入口付近にある、御手洗で柄杓を右手で持ち水を汲んで左手にかけ、次に左手に柄杓を持ちかえてから右手に水をかけて手を清める

(3) 右手で柄杓を持ち、左手で水を受けて溜まった水で口をすすぐ

(4) 口をすすいだ後は、水を左手にかけて清め、柄杓を元の位置に戻す
※ 境内にある鐘や鈴があり鳴らしていいようであれば、鐘や鈴を鳴らす
※ お線香をあげる場所があれば、お線香をあげる

(5) 本堂に入り、賽銭箱にお賽銭を入れてから、仏様に胸の高さで合掌したまま頭を下げる

(6) 一礼をして本堂から下がる

神社:日本の新教は一新教ではなく、様々なご神体がある

(1) 神社にある鳥居の真ん中は神様の通り道であるため、左右のどちらかによってくぐり通る

(2) 神社の入り口にある手水舎で、柄杓を右手で持ち水を汲んで左手にかけ、次に左手に柄杓を持ちかえてから右手に水をかけて手を清める

(3) 右手で柄杓を持ち、左手で水を受けて溜まった水で口をすすぐ

(4) 口をすすいだ後は、水を左手にかけて清め、柄杓を元の位置に戻す

(5) 社殿に向かい、軽く会釈をし、鈴(あれば)を鳴らす

(6) 賽銭箱にお賽銭を入れてから、「二拝 二拍手 一礼」の通りに拝礼をする
※ 二拝 二拍手 一礼とは:二回深々と頭を下げ、二回拍手、最後に一礼をすること

一度覚えてしまえば、後は自然とできるようになるものです。今まで参拝のマナーをよく知らなかった人も、次の参拝時からは是非実行してみてください。

ご利益をあげるパワースポット・参拝する由来

観光名所としても名高いお寺や神社は、パワースポットとしても有名な場所が多くあります。

デジタル化された日々の中、日ごろの生活では感じることができない「気」や「パワー」を身体で受けることができたり、心の邪念を取り払ってくれそうな空間を感じることができたりするため、人々のパワースポットへの関心も高くなってきています。今、日本文化が新たに見直されている風潮を感じている人も、多くいるようです。

修行者が生活をする場として建てられていた、お寺。そのお寺が、参拝されるようになった由来には、仏教が一般市民に広まり、説法をする場所と使われ始めたことにあるようです。その時同時に、仏教の開祖であるお釈迦様の骨を納めてあるところを崇拝されました。その後、本堂が建てられてから仏像をそこに安置するようになり、参拝の対象が仏像に変わっていった経緯があります。

そして神社の神体といえば、鏡や刀といったものを差し「自然そのものに神様が宿る」とされています。しかし、仏教からの影響によって神社にも神殿が作られて、神様が住む場所とされました。

それによって「お寺や神社を崇めてお参りをするようになった」というのが日本の文化である「参拝の由来」ですが、参拝場所や方法も少しずつ変化しているともいわれています。

しかしながら、神様を崇めて「参拝する」という尊い行為そのものは、永久的に変わることなくこの先ずっと続いていくことでしょう。

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