ついこの前まで、あんこたっぷりのあったか~いたい焼きやぜんざいで暖をとっていたのがうそのよう!毎日、春の訪れを感じさせる暖かな日差しが、部屋いっぱいにふりそそぐようになりました。そろそろ春のお菓子に衣替えしてもいいかもしれませんね。春を思いっきり味わいたい!でもあんこの味はすてがたい!ここでは、あんこ好き必見の春らしいお菓子の中でも特に人気のものを5つ、ご紹介します。
市川屋のおはぎ
ぼたもちと言えば、春のお彼岸にお供えするお菓子の定番!お餅をたっぷりのあんこで包んだぼたもちは、あんこ好きにはたまらない一品ですよね。ぼたもちとおはぎは、同一のものとされたり、まったく別のものとされたりと諸説ありますが、今回は新潟の絶品おはぎをご紹介しましょう。超老舗餅菓子店である市川屋のおはぎは、「もち米の王様」ともいわれる新潟産こがねもちの豊かな風味を厳選された北海道産小豆で作ったあんこで包んだ絶品♪昔ながらの手作業で一つひとつ丁寧に作られたおはぎは、素朴で絶妙な甘さに仕上がっています。
笹屋昌園のさくら餅
ピンクのお餅やあんこの甘さと、桜の葉のほどよい塩気が絶妙のハーモニーを奏でているさくら餅!春を味わっている感200%です。創業大正7年の笹屋昌園では、京菓子職人が一つひとつ丁寧にさくら餅を手作りしています。中のあんこも外の道明寺も、職人技が光るやさしく「はんなり」とした味わいです。桜葉は伊豆松崎産の大島桜の葉。柔らかく口当たりがよいだけでなく、桜の甘い香りがたっぷり含まれています。
良平堂の恵那の山よもぎ大福
寒さが緩んできた頃、枯れ草をかき分けるようによもぎが顔をのぞかせ始めます。よもぎには癒し成分や食物繊維がたっぷり含まれているので、「万能ハーブ」とも呼ばれています。よもぎを使った大福は春らしいだけでなく、体にやさしいお菓子とも言えますね!中でも良平堂の恵那の山よもぎ大福は、岐阜県恵那の山で摘み取った天然のよもぎと、北海道十勝産の小豆で作った自家製つぶあんをふんだんに使い、職人が手作業で一つずつ心を込めて仕上げた逸品!自然のふくよかな味わいと春の香りを満喫しながら、心も体もほっこり癒される大福です。
創味菓庵の花の結い
あんこ好きには外せないアイテムである「ようかん」に、桜のゼリーをのせた創味菓庵の花の結いは、2017年春限定のお菓子です。鮮やかなピンク色のゼリーには塩漬けした桜の花を浮かべ、アクセントに道明寺をあしらっています。なんだか散った桜の花びらみたいですよね。口に広がる上品で優しい桜の香り!しっかりとした弾力の練ようかんと、ゼリーや道明寺の食感がユニークなハーモニーを奏でる一品です♪
麻布青野総本舗の桜まんじゅう
セイロの形をした容器に並んだ一口サイズの桜まんじゅう!てっぺんにのっているのは、小田原の八重桜の塩漬けです。花びらが上品さを感じますよね。ピンク色のおまんじゅうには、白いこしあんが入っています。桜の花びらのほのかな塩味とあんこの甘さのバランスは絶品です。一方、白色のおまんじゅうには黒いこしあんが入っています。北海道産の豆を使い、店舗の上にある工場で職人が丹精こめて作っている自家製のあんこは、甘さ、しっとり感、風味のどれをとっても極上の味わいです。
いかがでしたか?どれも、あんこのおいしさだけでなく、桜やよもぎなど春の素材のおいしさ、季節感を楽しめる贅沢なお菓子ですよね。色や香りも春らしくて、心が弾んできませんか?どれも職人さんの創意と工夫、そして和菓子作りにかける情熱の詰まった逸品なので、満足していただけること間違いなしです!お土産や贈りものにしても喜ばれることでしょう。