和菓子と相性の良いお茶の種類や入れ方とは?

和菓子とお茶は相性ばっちりの組み合わせ。ここでは、和菓子に合うお茶の種類やおすすめの組み合わせ、いまさら聞けないお茶の入れ方などをご紹介します。 2017年09月16日作成

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日本独自の技術と素材で作られる和菓子。日本茶と一緒にいただく方が多いと思いますが、「和菓子とお茶」の組み合わせはなぜ相性が良いのでしょうか?

和菓子は、米・麦などの穀類、小豆・大豆などの豆類、葛粉などのデンプンや砂糖を主原料として作られています。外国製の油脂や香辛料・乳製品が伝来する前から日本で親しまれており、基本的に日本茶に合わせることを想定して進化してきたものなのです。

そのため、和菓子と日本茶は長い歴史に裏打ちされた相性を持った組み合わせといえます。今回は、和菓子と相性の良い日本茶の種類や入れ方についてご紹介します。

もっとお茶を楽しもう!~種類編~

まずは日本茶の基本的な種類をご紹介します!

煎茶・深蒸し煎茶

・普段、もっとも飲まれている「煎茶」・蒸し時間が長い「深蒸し煎茶」

玉露・かぶせ茶

・豊富なうま味、独特の香りが特徴の「玉露」・渋味が少なくうま味を多く含む「かぶせ茶」

抹茶・てん茶

・茶の湯でおなじみの「抹茶」・茶葉を揉まず、そのまま乾燥させた抹茶の原料となる「てん茶」

玉緑茶・釜伸び茶・釜炒り玉緑茶

・渋味が少なくまろやかな「玉緑茶」・生葉を蒸さずに高温の釜で炒り、茶葉を細撚りに整えつくられる「釜伸び茶」・生葉を蒸さずに高温の釜で炒り、丸い形状に仕上げた「釜炒り玉緑茶」

茎茶・芽茶・頭・粉茶

・仕上げ加工工程で、新芽の茎だけを選別したさわやかな香りと甘味をもつ「茎茶」・芽の先の細い部分を選別した「芽茶」・仕上げ加工工程で選別された扁平なお茶「頭」・加工工程で選別された細かい粉だけを抽出した「粉茶」

玄米茶・ほうじ茶

・炒り玄米の香ばしさが楽しめる「玄米茶」・煎茶などを炒ることで、香ばしさを引き立てた「ほうじ茶」

番茶

・日本茶の基本的な主流から外れたお茶の総称「番茶」

一番茶・二番茶・三番茶・秋冬番茶、新茶

・摘み採った順番による呼ばれ方

もっとお茶を楽しもう!~入れ方編~

茶葉や種類がわかったところで、次はお茶の入れ方の手順をご説明します。

1. 急須に茶葉と少量のお水を入れ、茶葉を1〜3分ほど水に浸しておきます。
2. 沸かしたお湯を人数分の湯のみに注ぎます。(お湯の分量を量るため)
3. お湯を湯のみから湯冷ましへ移します。
4. 湯冷ましで適切な温度になったお湯を急須へ注ぎます。
5. 約1分間お茶の葉が開くまで静かに待ちます。急須を揺するとお茶の中の苦み成分が出てしまいますので、静かに待ちましょう。1分経過しお茶の葉が開いたら、急須から湯のみに均等に注ぎます。
6. お茶は注ぎ始めは薄く、後になるほど濃くなるので、濃さが均等になるように少しづつ注ぎまわします。注ぐときにはお茶が急須に残らないよう、必ず最後の一滴までしぼるように注ぎきって下さい。
7. お茶を注ぎ終わったら急須の蓋を開けておき、中の茶葉への風通しを良くしておきます。こうすることで急須に残った茶葉を傷めることなく、2煎、3煎まで美味しく頂けます。

もっとお茶を楽しもう!~お茶菓子編~

ご紹介したお茶に合うオススメの和菓子はこちらです。

煎茶に合う和菓子

煎茶は「お茶」の中でも一般的なお茶。基本的にどんな和菓子にも合いますが、深い渋みが楽しめるので、思いっきり甘みのある羊羹や練り切りなどの和菓子を合わせるのがオススメです。

玉露に合う和菓子

玉露は煎茶よりも甘みのあるお茶。お茶自体の甘み、味が濃いので、煎茶よりもさっぱりした甘みのあんみつや信玄餅、かき氷などを合わせるのがオススメです!

玄米茶に合う和菓子

玄米茶は炒り玄米の香ばしさが特徴のお茶。味が濃くないお茶なので甘いお菓子にもしょっぱいお菓子にも合います。香ばしさに合わせて、おかきやお煎餅、かりんとうなどに合わせるのがオススメです。

日本茶と一口に言っても様々な種類がありますよね。それぞれのお茶を飲み比べてみると、自然と合わせたい和菓子が頭に浮かんでくるはず。この機会にぜひチャレンジしてみてくださいね♪

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