足のサイズとワイズって何?正しく測ってピッタリ靴を探そう!

自分の足の大きさを正確に知っていますか?足の大きさは、ただ長さを計ればいいという単純なものではないのです。正しく測ってピッタリの靴を探しましょう。 2017年10月26日作成

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自分の足の大きさを正確に知っていますか?「もちろん知ってる。私は24cmよ」なんていう返事がすぐに返ってきそうですが、実際本当に24cmなのでしょうか?実は足の大きさはただ長さを計ればいいという単純なものではないのです。

足長(サイズ)とは?足囲(ワイズ)とは?

自分では23cmの靴を履いていても、実際に足のサイズを測ったら24cmもあったという話があるくらい自分の足サイズを思い違っている人は多いのです。そもそも足の大きさは、足長・足幅・足囲を計ってはじめて知ることができます。たとえ足長が23cmの人でも、足の幅が広かったり狭かったり、足が厚かったり薄かったりと十人十色。足幅が狭く厚みが薄い人と、足幅が広く厚みがある人では適した靴が全く変わります。

足に合っていない靴を履いていると、足に余計な力がかかり姿勢がゆがんで腰痛や肩こり、外反母趾になってしまいます。足にフィットした靴を選ぶには、自分のサイズと足囲をきちんと把握することがとても大切なのです。

正しく測定するための姿勢やポイント

足長・足幅・足囲は、ストッキングまたは薄手のソックスをはいた状態で測定してください。平らな床に肩幅の広さに足を開いて立ちます。まっすぐ前を向き、左右の足に均等に体重を乗せ指先を充分に伸ばしましょう。一人で計測すると誤差が生じやすいので、どなたかに手伝ってもらうことをおすすめします。シューフィッターにお願いするのも一つの手ですよ。

足長(サイズ)の測り方

足長(サイズ)は、踵から足の指の一番長いところまでの長さです。足幅は、親指と小指の骨が一番出っ張った部分の距離です。靴屋さんに行くと計測器でサッと測ってくれますが、今回はおうちでもできる測り方をご紹介しましょう。用意するものはA4用紙、筆記用具、定規。紙を縦向きに置きその上に立ち、踵の一番出っ張った部分と、指の一番長い部分に印をつけます。

人によって一番長い指は異なり、親指の人もいれば、人差し指の人もいます。足の指をよく観察してください。紙の短側面と印が平行になるように線を引き、踵側の線とつま先側の線の距離を測ります。これがサイズです。次に、親指と小指の骨が一番出っぱっているところに印をつけます。この2点を結んだ長さが足幅です。

足囲(ワイズ)の計り方

足幅を測る時に印をつけた、親指と小指の付け根の骨が一番出っ張ったところを「ポールジョイント」といいます。ワイズは、このポールジョイントをメジャーでぐるっと一周させて測ります。両足とも重心を土踏まずに置くようにまっすぐ立ち、この姿勢のまま測ってもらいましょう。一人で測ろうとすると、足に力が加わわりすぎたり、逆に浮いてしまったりするので、できるだけどなたかに測ってもらうのがベストです。ワイズは、靴に足が入るかどうかの重要なポイントなので、きちんと計測しておく必要があります。

定期的な測り直しのススメ

サイズやワイズは、一度測ったら一生変わらないというものではなく、体重の増減や自然矯正で変化します。体重の変化によって足の肉付きが変わり、ワイズが変わるといわれています。中には1キロ変化しただけでも変わる人もいるようです。

また、靴をオーダーする人の中には、足に合った靴をある程度以上の期間履いていると足が締まって、2足目を作るときには以前より幅が狭くなったという人も多いようです。足に合った靴のおかげで、広がった足幅や偏平足が自然に矯正されたのでしょう。ピッタリだった靴がだんだんゆるくなってきたと感じたら、革が足になじんだだけでなく足の大きさが変化したのかもしれません。ゆるくなった靴を履き続けて姿勢や歩き方のバランスを崩す前に、サイズやワイズを確かめることをおすすめします。

サイズやワイズは、ポイントさえ押さえれば自宅でも測定することができるので、面倒がらず正しい自分の足サイズを確認しておきましょう。そして、購入する前には必ず試し履きをして、フィット具合をしっかり確認することが大切です。足に合った靴を履くことは、長い目で見ると健康管理の1つともいえるのではないでしょうか。

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