意外と知らない美味しく食べられる栗のゆで方

旬のおいしい栗をよりおいしく食べるための、ゆで方のコツをご存じですか?今回は美味しい栗の選び方と、栗のゆで方をご紹介します! 2017年09月17日作成

  • グルメグルメ

通常のゆで方にひと手間加えるだけで、美味しく栗を食べることができるとご存知ですか?簡単な方法で、いつもの栗をさらに美味しく食べることができますので、ぜひ、ゆでる際の参考にしてみてください!また、美味しい栗の選び方も紹介していますので、あわせてご覧ください!

栗をゆでる前の下処理

ゆでる前に、栗を半日干ししておきましょう。半日干しておくことで、栗の甘みが増しますので、ザルなどに栗を並べて日当たりの良いとこに置いておきます。栗はそのままの状態で放置しておくと虫が湧いてしまいますので、必ず虫出しをおこないましょう。栗の鬼皮と渋皮の間などに、虫の卵がある場合があり、2〜3日すると白い虫が出てきてしまいます。虫出しといって半日以上水に浸けておくだけで、卵等を取り除くことができます。水に浸けている際に、浮き上がってきた栗に関しては、既に中身を虫に食われていてスカスカになっているものですので、浮き上がった栗があれば、速やかに外しましょう。栗をゆでる前に、必ず水に浸けて虫出しをするようにしましょう。

美味しいゆで方

通常のゆで方に、ひと手間の工夫を加えるだけで栗をとても美味しくすることができます。 
1.水1リットルに対して大さじ1/2程度の塩を溶かします。塩が多すぎるとしょっぱくなってしまい、栗本来の甘さが損なわれてしまいますし、少なすぎると甘さを引き出せませんので、塩の分量を守るようにしましょう。 
2.包丁で栗に切れ目を入れて、塩水とともに鍋に入れて沸騰させます。水が沸騰したら弱火にして、栗の向きを変えながら30〜50分程度ゆでます。沸騰するまでは中火でじっくりとゆで、沸騰したら弱火にすることも栗を美味しくゆでるポイントですので、注意しましょう。小さい栗の場合は30分程度、大きめの栗の場合は40〜50分程度ゆでるようにします。 
3.ゆであがったら火を止め、そのまま熱が取れるまで栗をお湯のなかに置いておきます。こうすることでアクが抜けて、美味しく仕上がりますし、乾燥を防げるためパサパサせず、皮も剥きやすくなります。 
4.手を入れられる程度まで熱が取れたら、栗を取り出して皮を剥きます。皮を剥く際は、渋皮と実の間に包丁を入れ手前に引っ張るようにして剥くと、キレイに皮を取り除くことができます。通常のゆで方よりも時間はかかりますが、栗がさらに甘くなって美味しくなります。もし、圧力鍋を使ってゆでる場合は、栗の頭に十字の切り込みを入れておきましょう。事前に深く切り込みを入れておくことにより、鬼皮も渋皮も簡単に剥けるようになります。

美味しい栗の選び方とは?

美味しい栗を食べるためのゆで方に加えて、栗の選び方も紹介いたします。美味しい栗のゆで方だけでなく、選び方も知ることで、とても美味しい栗を食べることができるようになります。ゆで方だけでなく、選び方も、ぜひご確認ください。

鬼皮にハリとツヤがあるものを選ぶ

美味しい栗を選ぶ方法の1つに、鬼皮にハリとツヤがあるものを選ぶというものがあります。見た目の問題にはなりますが、皮にハリがあって、ツヤツヤとした光沢のある栗を選ぶようにしましょう。皮にハリとツヤがあるということは、実に栄養分が行渡っていて新鮮な証拠です。また、穴が開いていたり傷があるものは避けるようにしましょう。穴が開いているものは虫が中に入っている可能性が高いです。

重みのあるものを選ぶ

栗を選ぶ際は、ずっしりと重みのあるものを選ぶようにしましょう。軽いものは、十分に栄養が回らず実が大きくなっていないものや、乾燥してしまって痩せているもの、虫に食われたものなどです。重みのあるものを選ぶことで、美味しい栗を食べることができます。

いかがでしたでしょうか?ちょっとした工夫や選び方ひとつで、いつも食べている栗をさらに美味しく食べることができるようになります。通常のゆで方に比べると時間はかかりますし、選ぶ際も見分けないといけないですが、ぜひ、1度試してみてください!

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