新年のご挨拶ってどうすればいいの?お年賀の贈り物の相場ってどれくらい?

そろそろ新年の挨拶を考え始める時期ですね。今年が終わる前に、そもそもお年賀って何?いくらくらい?といった疑問を解決しておきましょう! 2017年09月12日作成

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年の瀬になると「そろそろお年賀の準備をしなきゃ」と頭を悩ませる人も多いはず。当たり前のように習慣付いている行事ですが、そもそもお年賀ってなんの為に贈るものかご存知ですか?もう悩まなくていいように説明してまいりましょう。

お年賀って?

お正月には古くから新しい年の神様である歳神様をお迎えして祀る文化があり、神棚や仏壇に「御歳魂(おとしだま)」という名のお供え物をして五穀豊穣を祈るのが習わしだったのです。これが現代では子供たちへ渡す「お年玉」の起源となり、家人に対しては「お年賀」と形を変えて贈られるようになったのです。元々は神様へのお供え物だったのですね。贈る相手は変われども、要するに新しい年の訪れを慶び、「今年もよろしくお願いします」という意味合いで挨拶をするという目的は今も昔も変わっていないようです。

贈る時期は?

正式には元旦1月1日~3日までの三が日の間。どうしても三が日の間に都合が付かない場合は、松の内(一般的には1月1日~6日。地方によっては7日・10日・15日までの場合もあります)までの間に年始の挨拶として直接お宅へ出向いてお渡しするのが礼儀とされています。知人全員に直接挨拶するのは難しいので、日頃特にお世話になっている人(両親や親戚、重要な取引先など)のみへの挨拶と考えて良いでしょう。直接渡すのが礼儀とされているので基本的には郵送はNGですが、どうしてもそうせざるを得ない場合は一筆非礼を詫びるお手紙を添えるなどの配慮が必要です。又、松の内の間にも間に合わない場合はお年賀ではなく、表書きを「寒中見舞い」と変えて贈るのが習わしです。

特別な包装は必要?

お年賀の贈り物の包装には、熨斗紙(のしがみ)を掛けなくてはなりません。紅白(赤と金)の5本(又は7本)の蝶結びに熨斗が付いたデザインのものを用います。表書きは「御年賀」が一般的ですが「お年始」や「賀正」とする場合もあります。濃い色の墨で水引の結び目の上に「御年賀」、結び目の下に一回り小さく自身のフルネームを楷書体で書き入れてください。熨斗紙は贈り物を購入する際に店舗で名入れをして掛けてもらえるので、現代では自身で1から用意しなくても済む場合が多いです。店員さんに「お年賀用です」と申し出て専用の包装をしてもらいましょう。

相場はどれくらい?

お年賀は基本的に「お返し無し」の贈り物とされており、もらった側が気を使わない程度の価格の品を贈るのが良いとされています。お菓子などの食品や、お酒やジュースなどの飲み物、タオルや洗剤といった消耗品を贈るのが主流で、価格はおおよそ10,000円。

相手との関係性や気持ちが大事!

誰にどんなものを贈るかはお相手との日頃の関係性にもよりますが、根本的には「どんなものを贈るか」よりも「気持ちが伝わる挨拶」をすることが大切です。価格の相場や品物の内容にこだわるよりも、1年の始まりの大きな節目として日頃の感謝の気持ちを伝える機会と考えましょう。

いかがでしたか?基本的なマナーは押さえつつも堅苦しく考えすぎず、気持ちのこもったご挨拶で新しい年を気持ち良く迎えましょう♪

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