そんなに!?ケース別にみた子供の生涯教育費

そんなに!?ケース別にみた子供の生涯教育費についてまとめました。子育てをする上で見逃せない教育費。幼稚園から大学まで、それぞれの学費がどのくらいかかるのか見ていきましょう。 2017年09月02日作成

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「子供の教育費にはいくらかかるのだろう?」「私立と公立だとどのくらい学費が違うの?」よくこんな疑問を子育て中の親御さんから聞かれます。子供の大学までの教育費は一人1000万円とも2000万円とも言われます。
子供を私立に行かせるのか、それとも公立に行かせるのか。様々なケースによって子供一人にかかる学費は大きく異なります。今回はそんな子供の教育費をケース別に紹介します。

幼稚園の教育費

幼稚園にも当然、私立の幼稚園と公立の幼稚園が存在します。しかしながら公立の幼稚園の数が少ないため、8割近い園児が私立幼稚園に通っているのが現状です。
・年間学費(市や区の助成金等の補助は含めません)
公立幼稚園:約22万2千円
私立幼稚園:約49万8千円
・3年間学費
公立幼稚園:約66万6千円
私立幼稚園:約149万4千円
文部科学省「平成26年度子供の学費調査」より算出
※学校外活動費(学習塾や習い事の月謝)も含めます。

地域の差や各幼稚園によって多少の授業料のちがいがありますが、公立幼稚園の場合約67万円、私立幼稚園の場合150万円ほどの学費が必要になります。また、通学するためにかかる費用や制服の購入費も年間2万円近くかかる計算なので無視できない金額です。

小学校の教育費

・年間学費(市や区の助成金等の補助は含めません)
公立小学校:約32万2千円
私立小学校:約153万6千円
・6年間学費
公立小学校:約193万2千円
私立小学校:約921万6千円
文部科学省「平成26年度子供の学費調査」より算出
※学校外活動費(学習塾や習い事の月謝)も含めます。
公立小学校の場合、年間の授業料が無料なので、小学校の学費には公立と私立に5倍近い差が出るといわれています。

中学校の教育費

・年間学費
公立中学校:約48万1千円
私立中学校:約133万8千円
・3年間学費
公立中学校:約144万3千円
私立中学校:約401万4千円
文部科学省「平成26年度子供の学費調査」より算出
※学校外活動費(学習塾や習い事の月謝)も含めます。

中学校では公立と私立で3倍近い学費の差が出るといわれています。また多くの中学生が高校受験を控えているため、学習塾など学校外の学費もかかってきます。

高校の教育費

・年間学費
公立高校:約40万9千円
私立高校:約99万5千円
・3年間学費
公立高校:約122万7千円
私立高校:約298万5千円
文部科学省「平成26年度子供の学費調査」より算出
※学校外活動費(学習塾や習い事の月謝)も含めます。

高校では公立と私立で2.5倍の学費の差が出るといわれています。私立高校によっては修学旅行で海外へ行くケースがあるために、授業料以外の支出が増える恐れがあります。また大学進学を希望するお子さんの場合は、センター試験の受験料や各大学の受験料も別途かかってきます。

大学の教育費

大学の学費は国公立に進学するか、私学に進学するか。文系への進学か理系への進学かによって大きく学費が異なります。また地方への進学を希望する場合は家賃等の学費外の出費があるケースもあります。

・年間学費
国公立大学:約81万8千円
私立大学学費(文系):約114万9千円
私立大学学費(理系):約149万6千円
※入学費用のかかる初年度での計算文部科学省「平成25年度初年度学生納付金平均額」より算出

私立大学の学費は、各大学によって大きく異なります。また歯科系や医学部に進学した場合は年間400万以上の学費がかかるといわれています。どの大学が年間いくらかかるか大学のホームページ等で調べてみるといいかもしれません。

子供の生涯教育費は、公立の学校にいかせた場合と私立の学校に通わせた場合では大きく異なります。すべて公立の場合だと800万~1000万近くかかると考えるのが妥当でしょう。しかしながらすべて私立の学校にいった場合は2000万近くかかるケースがあります。もちろん私立の学校にも多少の学費の違いはあるので、各学校のホームページや入学要綱で確認してみることをオススメします。

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