はげ・薄毛に悩む男性の味方!育毛サプリメント

今回は、男性のはげ・薄毛に育毛効果が期待出来るサプリメントについて特集しました。サプリメントの成分や効能、注意点など、ぜひ参考になさってくださいね。 2017年09月23日作成

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育毛に効果があると言われているサプリメント。たくさん売られていますが、何を選べば一番良いのか困ってしまいますよね。ここでは、育毛効果で有名なサプリメントの成分や特徴をご紹介します。

育毛にサプリメントの活用は効果的!

サプリメントの摂取は、薄毛改善の方法として大きく注目されていますよね。ただ、サプリメントは特定の栄養素に特化したものなので、それだけに頼ると体内の栄養が偏ってしまいます。そのため、かえって薄毛が進行してしまったり、体調を崩すことがあるのです。バランスの良い食事や規則正しい生活を心がけて、どうしても足りない部分をサプリメントで補ってみるといいでしょう。

亜鉛

亜鉛は人間の細胞内に微量(びりょう)に存在し、体内の体液や神経の調節などをする、必須ミネラルの1つです。また、髪そのものの成分であるケラチンを作るのに欠かせない成分でもあります。体に吸収されたタンパク質は、アミノ酸に分解され、ケラチンとして新たに合成されます。この時に使われるのが亜鉛なのです。もともと体内にあるとはいえ、常に使われたり排泄されたりしているので、食べ物などから取り入れなければいけません。亜鉛の含有量(がんゆうりょう)が高い食材は牡蠣、うなぎ、牛肉、豚肉、チーズ、ごま等です。牡蠣の亜鉛の含有量(がんゆうりょう)は100gあたり約13mgと、非常に高いです。手に入る時期が限られているため、手軽に亜鉛を摂取できるサプリメントの活用はおすすめです。亜鉛は過剰摂取すると、頭痛や発熱、嘔吐、倦怠感(けんたいかん)、腎臓障害、神経障害、味覚障害など、たくさんの副作用が起きます。また長期摂取した場合は、腸内での銅の吸収率が低下します。銅が不足すると貧血や、骨がもろくなる症状が表われることがあるため注意が必要です。

ビタミン群

ビタミン群は、疲れた時に摂ると元気が出たり、風邪に効くというイメージが強いですが、薄毛にも効果があるようです。ビタミン群は、髪を作っている栄養素であるタンパク質を助ける成分です。A、B、C、D、E、Kなどの種類がありますが、ほとんどが髪や頭皮と深い関連があります。育毛とは切っても切り離せない存在ですね。ビタミンB7と呼ばれるビオチンという成分には、髪の成分であるケラチンやアミノ酸、コラーゲンの生成を助ける働きがあります。そのためビオチンは、育毛のためにビタミン群の中で一番重要な成分だと言われています。またビタミンB2とビタミンB6は、髪の成分のもとであるタンパク質を、髪の成分であるケラチンに変わるのを助ける働きがあります。一方、ビタミンAには細胞分裂を助ける、頭皮の乾燥を抑える働きがあります。女性のスキンケア成分として有名なビタミンCには、頭皮におけるコラーゲンの生成を助けたり、肌を老化させる活性酸素を分解する作用があります。またビタミンEには、血行促進作用と、老化した髪や血管を若返らせる抗酸化作用を持っています。髪の成分の生成を助けるビタミンB群は、同じ働きのある亜鉛と組み合わせて摂取すると、さらに効果的です。また、ビタミンB群とビタミンCは水溶性で、過剰摂取しても尿と一緒に排泄されるため、副作用の危険性は少ないと言われています。脂溶性のビタミンA、ビタミンEは水に溶けにくく、成分が体内に残るため、過剰摂取や長期摂取による副作用が現れる可能性があります。具体的にはビタミンAは頭痛、顔面紅潮、頭皮が硬くなることによる脱毛などが、ビタミンEは下痢、吐き気、肝障害、骨粗しょう症などがあると言われています。そのため注意が必要です。

ミレットエキス

ミレットエキスとは、イネ科のキビなどから採取される精製エキスのことです。ミレットエキスと人間の関係は古く、中世のヨーロッパでは飲む育毛剤として使われていたそうです。髪の成分のもとになる栄養素であるタンパク質、ビタミン群、亜鉛、カルシウム、ナイアシン、アミノ酸が含まれており、育毛に効果を発揮します。ミレットエキスには副作用を起こす成分はありませんが、過剰摂取や長期摂取することによって、肝臓にダメージを受ける可能性があるそうです。サプリメントなら手に入れやすいので、薄毛予防として活用しても良さそうですね。

ノコギリヤシ

ノコギリヤシは、ノコギリパルメットやノコギリソウとも呼ばれるヤシの一種です。名前の通り、葉ノコギリのようにギザギザしているのが特徴です。北米やメキシコの砂浜などにたくさん生えていて、ハンモックを吊るす時の支えに使われることもあります。男性がかかりやすい、前立腺肥大症(ぜんりつせんひだいしょう)による頻尿(ひんにょう)、排尿困難(はいにょうこんなん)、尿漏れなどの改善効果が有名ですが、薄毛の改善にも効果があるようです。ノコギリヤシには、DHT(ジヒドロテストテロン)という男性ホルモンが作られるのを抑えてくれる働きがあると言われています。また、毛根の炎症を抑える働きもあるそうです。 DHTと炎症は薄毛の原因と言われているので、改善への期待が高まりますね。ノコギリヤシは天然成分なので、適度なサプリメントの服用においては、副作用の心配がないのも嬉しいですね。

イソフラボン

イソフラボンは、多くの豆類に含まれているポリフェノールの一種です。女性ホルモンの1つであるエストロゲンによく似た働きをします。女性ホルモンは、体毛を薄くして髪を濃くするという特徴があるので、育毛に効果的だと言われています。イソフラボンには2種類あり、豆に含まれている状態のものは、グリコシド型イソフラボンと言います。グリコシド型イソフラボンは、体への吸収率が低いです。そこで、体に吸収しやすいように改良されたのがアグリコン型イソフラボンです。アグリコン型イソフラボンのサプリメントを摂れば、育毛効果が期待できそうですね。しかし、サプリメントから摂取する場合は、過剰摂取しないように注意が必要です。男性が過剰摂取すると、性機能が衰える可能性があると言われています。また、女性の場合は月経期間が長くなったり、月経周期が乱れることがあるようです。適量を守るように気をつけましょう。

ナットウキナーゼ

ナットウキナーゼは、イソフラボンと同様、納豆に含まれている成分です。大豆本体ではなく、ねばねばしている糸の部分に含まれており、タンパク質を分解する働きをします。ナットウキナーゼには血栓(けっせん)を溶かす効果があります。そのため頭皮の血行が良くなり、栄養を髪全体に行き渡らせることができます。成分を抽出したサプリメントだと、納豆の匂いはしません。納豆嫌いの方でも無理なく摂取できますね。気になる副作用ですが、納豆そのものから摂取する場合は心配ありません。ただし、サプリメントから摂取する場合は注意が必要です。成分を分解する時に、肝臓に負担がかかるため、過剰摂取や長期摂取によって肝臓にダメージを受ける場合があります。適量や用法をしっかり守るようにしましょう。

コラーゲンペプチド

コラーゲンは知っているけれど、コラーゲンペプチドという言葉は初めて聞いたという方も多いのではないでしょうか。まず、この2つの違いを説明します。コラーゲンは、コラーゲンペプチドのもとになっている成分で、人間や動物の皮膚、骨、軟骨などを作っているタンパク質の1つです。コラーゲンを消化吸収しやすいように加熱して抽出したものがゼラチン。ゼラチンをさらに消化吸収しやすくするために酵素分解したものがコラーゲンペプチドです。成分は3つとも同じですが、コラーゲンペプチドを使うと、コラーゲンを最も効率よく体内に吸収することができます。コラーゲンは、頭皮の内側にある真皮(しんぴ)を作っている成分です。コラーゲンがたくさんあると、真皮の新陳代謝が高まり、血行が良くなります。それによって、髪を作る成分が、頭皮のすみずみまで行き渡りやすくなります。コラーゲンは年齢とともに体内で作られる量が少なくなるので、サプリメントで補給できると安心ですね。過剰に摂取すると、高血圧、脂肪過多の症状が表われる可能性があるので、摂りすぎには注意しましょう。

いかがでしたか?育毛サプリメントと一口に言っても、髪そのものの成分になるものを始め、頭皮、ホルモン、血行に働きかけるものなど、さまざまなタイプがありますね。ぜひ自分に合うものを見つけて、育毛を実現しましょう。

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