お取引先への退職祝いを贈る時に気をつける事5つ

お世話になったお取引先へ退職祝いを贈りたいときに気をつけるべきポイントを5つご紹介していきます。相手方に負担・失礼にならないように知識を身につけておきましょう。 2017年08月10日作成

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取引先の方が退職すると聞いたとき、贈り物などを渡そうと検討する人のために、気をつけるべきポイントについてご紹介していきます。ポイントさえ押さえておけば失礼とならない対応ができます。お祝いのときに贈ってはいけない物の種類もあるため注意しましょう。

贈り物の価格は高すぎず安すぎないように気をつける

取引先の方へ贈り物をするとき、あまり安すぎるものだと失礼ですが、逆に高価すぎても相手が恐縮してしまいます。相手が不快に思ったり、失礼と感じない範囲の価格帯で贈り物を選ぶ必要があります。

一般的に、取引先への贈り物は3000〜5000円が相場といわれています。このあたりが恐縮せずに受け取ることのできる妥当な範囲といえるでしょう。3000〜5000円あれば、贈り物の選択肢もそれなりに広く選びやすいです。

一般的に、金額がわかってしまう現金や商品券などは退職祝いとして避けた方がベターです。特に目上の人に現金を贈ることは一般的に失礼とされているので注意しましょう。

退職祝いにつける「のし」や水引はどうしたらいいのか

退職祝いにつけるふさわしい水引には、考え方によって2つの種類があります。一つ目は結びきりという水引で、結婚のお祝いや病気のお見舞いなど、二度と起こらない方が良い、繰り返しあることが望ましくない場合に用いる特別な水引です。

定年退職では、通常再び働く例は多くないため、水引に結びきりを用いるという人もいます。二つ目は蝶結びとするスタイルで、定年後も完全にリタイアせずに職場と何らかの関係性をもっている可能性があるため、無難に蝶結びにするという考え方があります。

結びきりの水引には特別な意味があるため、迷ったら蝶結びにすることが無難です。また、のしには「ご定年お祝い」「御定年御祝」などと記載し、3名程度を超えるグループで贈る場合は「〜部一同」などとまとめて構いません。

退職祝いを贈るときのタイミングは?いつまでに贈るのか

退職祝いを贈るときは、退職の知らせを正式に受けたあと、1〜2週間のうちには渡すようにしましょう。定年退職や転職、寿退社など、どのスタイルの退職であっても同じです。

あまり遅くなってしまうと間延びする感じがあり、逆に知らせ聞いたあとあまりに早くお渡しすることも前もって準備していたかのようで失礼にあたる可能性があるため、程よいタイミングで贈るように気をつけましょう。

退職祝いの贈り物にはどんな物がふさわしいのか

退職時の贈り物を選ぶときには、仕事の疲れが癒えるような物や趣味・生活に役立てられる物が良いです。贈る相手の趣味などがわかっている場合はそれに関連したものでも良いでしょう。一般的には、3000〜5000円の予算で買えるものとして、文房具やインテリア用品を贈ることが多いです。

相手が女性であればプリザーブドフラワーやボックスフラワーなどのお花のアレンジメントでも喜ばれます。花束でも構いませんがコンパクトなアレンジメントの方が相手方の負担にはならないでしょう。

退職祝いで贈ってはいけないギフトの種類とは

髪をとかすくしは、「苦」や「死」の音を含むことから好まれません。また、相手が目上の人の場合、靴下など足で踏むものは失礼にあたります。ハンカチも「手巾」(=手切れ)を連想させることからおすすめできません。

靴下やハンカチなどはちょっとしたギフトに最適ですが、退職の御祝いでは控える方が無難です。また、日本茶や海苔など、弔事において香典返しとして使われるようなものはお祝い事の際は控えましょう。

また、かさばる大きな物や重い物は相手の負担を考慮して避けるようにします。

取引先の退職祝いは、失礼があってはいけないため気をつかいます。しかし、ポイントさえ押さえていれば自信をもってお渡しすることができるでしょう。

相手の趣味がわかっている場合や関係性によっては選択肢が広がりますが、無難な物は3000〜5000円の文房具・インテリア用品・お花のアレンジメントであるといえます。

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