今知っておくべき海外で流行の投資商品

昨今、老後に備えての資産運用に困っている方は多いのではないでしょうか。今回は、海外で流行中の投資商品をまとめてみました。 2017年09月04日作成

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日銀の金融緩和によって、今日本国内にはお金が有り余っています。資産運用したいけど、魅力的な投資先が見つからないとお考えの方も少なくないのではないでしょうか?そのような方のために海外への投資手法のうちの代表的な4つをご紹介します。

外貨建てMMF

安定性を重視して、ある程度の高金利を享受したいのであれば外貨建てのMMFがおすすめです。元本は保証されていませんが、格付けの高い債券や、コマーシャルペーパーなどの短期金融商品で運用できます。外貨預金は為替手数料が往復1円80銭~ですが、外貨建てMMFは米ドルの場合は往復50線~と外貨建て預金に比べて低コストで運用ができます。また、外貨建てMMFは高格付けの短期金融商品、CD(譲渡性預金証書)に投資し、元本と流動性を確保しつつ収益の獲得を目指すことができるため、安全性を確保しつつ外貨建て預金よりも高利回りが期待できます。ただし、外貨建て預金には為替が変動する為替リスクのみのリスクですが、外貨建て預金には債権そのものの価格が下落する信用リスクと価格変動リスクも内在しますので理解しておきましょう。

外国債券

債権ごとに利回りや償還日が決められており、購入した投資家は条件通りに利金を受け取ったり、元本が返済されたりします。為替リスク、信用リスク、価格変動リスク、カントリーリスクと言ったリスクはありますが、株式よりも各種リスクは一般的に低いと言え、それなりの高利回りが期待できます。また、円安になれば為替差益と言って、円建てにした時に受け取れる金額が多くなることも期待できます。一般的に、新興国は高金利ハイリスク、先進国は低金利ローリスクであると考えた方がよいでしょう。

外国投資信託

投資信託とは、株式、債券、不動産などの金融商品にファンドマネージャーが投資を行うものです。投資信託の中には外国株式だけに投資するもの、外国不動産だけに投資するものと言ったように、大まかな投資先はあらかじめ決まっていますが、細かな運用はファンドマネージャーが行うため、ファンドマネージャーの手腕によって運用成果が変わってきます。海外の資産だけに投資する投資信託が外国投資信託と言います。外国の金融事情はよく分からないが、外国への投資に興味があるという人には、プロが運用する外国投資信託はおススメです。ただし、プロが運用すると言っても外国投資信託には、為替リスク、信用リスク、価格変動リスク、カントリーリスクと言った各種リスクがありますので、リスクを承知の上で購入するようにしてください。

海外株式ETF

ETFとは証券取引所に上場して、株価指標などに代表される指標への連動を目指した外国投資信託の一種です。海外株式のETFは海外の株式市場の株価指標への連動を目指した投資信託ですので、アメリカに投資したのであれば、例えば代表的な指標であるダウ平均株価などの動きと完全に連動することを目指したています。他の投資信託のように、市場の動き以上の利益を出すことを目指しているものではないため、その国の株式市場が今後上昇すると自分で判断した時に購入するものです。日本にいながら、海外株式市場と連動した投資を行うことができるという商品です。世界最大の時価総額を誇る米国株式市場には、世界に名だたるグローバル企業への投資ができます。また、ハイリスクハイリターンを狙うのであれば、成長著しい新興国市場の株式ETFへの投資も人気です。アメリカ、中国、新興国などの株式市場へ、日本にいながらグローバルの投資を行うことができます。

海外投資は確かに国内投資よりも利回りが高い場合が多く、魅力的な投資先であることは間違いありません。しかしながら、海外投資には国内投資にはない為替リスクなどのリスクがあるため、国内投資よりもハイリスクハイリターンであると言えます。投資を行う際には、証券会社などのプロへ相談の上、リスクを覚悟し自己責任で投資を行ってください。

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