すぐ洗えて、すぐ乾くのが嬉しいね。今すぐそろえたいガーゼ素材のベッドリネン

良質な睡眠を得るためには、良質な寝具をそろえるところから。そこで今回は、心地よい眠りを得るために覚えておきたいベッドリネンのお手入れ方法と、お手入れ楽ちんなベッドリネンをご紹介します。 2017年08月27日作成

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「シーツを週1で洗濯する」人はわずか4割。

アメリカの国立機構が250人の日本人を対象に行ったアンケートの結果、「シーツを週に一度以上替える」と回答した人はわずか四割程度。七割以上の人が「週に一度以上替える」と回答している欧米と比較すると、日本人のベッドリネン事情はあまり衛生的ではないことが浮き彫りになりました。乾燥機能がついているのが当たり前な欧米の乾燥機とは違い、日本ではまだまだ普及しきっているとは言えない乾燥機。特に単身世帯では乾燥機のついた大型の洗濯機を使っている人はそう多くなく、大きなシーツを洗って干さなければいけないという手間がかかってしまいます。時間も取れず、干す場所も困ってしまう……となると、大型のシーツや布団を選択するのはなかなか勇気のいるもの。とはいえ、洗濯をしないままベッドリネンを使い続けてしまうと、大変なリスクがあるんです。

寝具が汚れていると肌荒れやダニ繁殖の原因に……。

人は眠っているあいだに、たくさんの汗をかきます。夏場であれば、一晩に500ミリリットルから1リットルもの汗をかくといわれています。こうした汗や皮脂、フケは雑菌やダニの大好物。ベッドリネンにたまった餌を得た雑菌やダニは、あっという間に繁殖してしまいます。ダニの死骸を吸い込めばハウスダストアレルギーを発症する原因にもなりますし、汚れた寝具で眠ることで肌荒れの原因にもなってしまいます。せっかく入浴をして体を清潔にして眠っていても、ベッドリネンが汚れていては清潔ではいられないのです。

覚えておきたい。寝具のお手入れ方法は?

では、ベッドリネンはどのように手入れしていくのが正解なのでしょうか。まずはシーツの洗濯頻度ですが、冬場は二週間に一度、夏場であれば最低でも週に一度は洗濯をしたいもの。シーツはそのまま丸めて洗濯機に突っ込むのではなく、縦に三つ折りにし、じゃばら状に畳み、洗濯用ネットに入れて洗濯機にかけます。シーツをそのまま洗濯機に突っ込んでしまうと、ドラムにこすれてあっという間に繊維が傷ついてしまうので、必ずネットを使用するようにしましょう。洗濯洗剤はシーツが洗えると表示されているものであればかまいませんが、なるべく繊維を傷つけないようにするためにも中性洗剤がおすすめです。また、ベッドリネンを干すときは基本的に直射日光を避け、陰干しがベター。陰干しが難しい場合は、タオルなどを一緒に干して日陰を作ってあげるだけでも違いますよ。

ベッドリネンの洗濯が快適な眠りにつながるんです。

ライオンが2016年6月に行った「女性の寝具と洗濯に関する実態調査」によると、一週間に一度以上洗濯しているのは「敷き・掛け布団カバー / シーツ類」で4割強、「枕カバー」が六割、「肌掛け・タオルケット / 掛け布団」は三割未満という結果に。さらに、洗濯頻度と快適な睡眠について回答を分析したところ、ベッドリネンの洗濯頻度が高い人ほど「快適な睡眠がとれている」と回答していることがわかりました。ベッドリネンをきちんと清潔に保つことは、睡眠の質をキープするのにも大切なんですね。よい睡眠はよい生活を作ってくれるともいいますから、ベッドリネンをきちんと洗濯することで、素敵な暮らしに近づくといえるかもしれません。

洗いやすくて乾きやすいから衛生的。ガーゼリネンの魅力って?

大型の寝具を洗い、干す作業はなかなかの重労働ですよね。そこでおすすめなのが、ガーゼ生地のベッドリネンです。ガーゼ生地の強みは、なんといっても洗濯に強く、乾きやすいこと。シーツやピローケース、掛布団カバーなどをガーゼ素材のものに変えることで、乾きやすくなりますので、洗濯のハードルはかなり下がるのではないかと思います。また、くたっとしたソフトなガーゼ素材は、しわになりにくいのも魅力的。カバーをかけなおすときもストレスフリーです。

ガーゼリネンなら使用感も優秀です。

洗いやすさが優秀なガーゼリネンですが、普段使っているときの使用感も魅力的。通気性がいいので汗を吸収しやすく、寝汗をかいてもばっちり吸水してくれます。小さな子どものいる家庭では、あせもの予防にもなりますのでぜひ取り入れたいですね。使うほどにやさしい風合いになるのもガーゼリネンならでは。糊のきいたパリッとしたシーツとは異なりますが、ふんわりとして肌になじむ質感はついやみつきに。洗うほどにやわらかく育っていきますので、お洗濯をする楽しみにもなりそうです。

洗いにくいものは起床後すぐに風通しを

タオルケットや毛布などの大きなものは洗いにくいもの。週に一度の洗濯がベストといわれても、なかなか実践するのは難しいかもしれません。そんなときは、起きたらすぐに風を通す習慣を。菌の繁殖を防ぐためには、汗で湿ったベッドリネンの湿度をできるだけ取り去り、湿気を残さないことが大切。陰干しができればベストですが、タオルハンガーのようなものが家にあれば、そこにタオルケットをかけて乾かすだけでも湿気は取れます。また、湿度を残さないという意味でも、ガーゼ素材は通気性がよくて優秀。時間がない、場所がない……などの理由で、日々干すのも難しい場合は、ますますガーゼ素材のリネンが大活躍しますよ。

ベッドリネンを清潔に保つことは、質のいい眠りのためにとても重要なことがわかりました。とはいえ、週に一度の洗濯が難しい環境にいる人も少なくないと思います。そんなときは、ぜひ洗濯しやすく通気性のいいガーゼ素材のリネンを選び、極力清潔に保つことをおすすめします。

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